北陸新幹線、延伸開業控え試乗会 報道機関対象、3月16日に向け
JR西日本は1日、北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業を3月16日に控え、報道関係者向けの試乗会を開いた。延伸に伴って整備した鉄道設備は、能登半島地震で被害はなく、国の完成検査も合格。約1カ月半後の開業に向けた準備は着々と進んでいる。 午前10時13分に報道関係者を乗せた営業用車両「W7系」が敦賀駅を出発し、トンネルや雄大な山の景色を車窓に望みながら福井県内の3駅に停車。芦原温泉駅(同県あわら市)停車前には温泉や東尋坊の魅力を車内アナウンスで紹介し、約1時間後に金沢駅に到着した。 延伸区間は約125キロ。途中、石川県と福井県に計5駅が設けられる。