シン・ゴジラと筆ペン愛す『スター・ウォーズ』監督 次は日本でサムライ?
さらに、「アメリカでは売っていないので、日本でペンショッピングをするのが楽しみなんです」と目を輝かせると、自身の筆ペンを持参し、デザイン風に「Japan」と綴ってくれた。
日本で映画を製作したい!
そんなエイブラムスに、ハリウッドにおけるアジア市場、そして日本という国の位置づけについて聞いてみると「いくつかのスタジオのトップには、日本のマーケットについてネガティブな意識を持っているという話は聞いたことがあります。でも僕の考えは違います。日本という国はとてもエモーショナルで、親しみを感じています。できるなら彼らと一緒にコラボレーションしたいし、色々なことを学びたい。自分の携わった映画が日本で公開されることも非常にワクワクしますが、日本で映画を製作したいという思いは強いんです」と熱いメッセージ。 さらに「ギレルモ・デル・トロとも話をしているのですが、あるサムライの話の要素を含んだ映画作品の企画があり、とても日本的なテイストを含んだものになるので、ぜひ日本の会社と共同製作したいと思っているんです」と語っていた。 (取材・文:磯部正和) ---------------- ■J・J・エイブラムス 1966年6月27日生まれ。数々のハリウッド大作の監督やプロデューサーとして活躍。『スター・トレック』シリーズは、2009年『スター・トレック』、2013年の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でメガホンをとり、本作『スター・トレック ビヨンド』では製作として参加。「最初にこのグループを集め、大きな作品が初めてというメンバーもいるなか『スタートレック』という家族が生まれた。その家族をジャスティン・リンという素晴らしい監督がうまく指揮をとり、その仕事ぶりには非常に満足したし、彼から学ぶことが多かった」と感慨深い表情で語るとともに、クリス・パインや、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナら出演者に対して「才能に溢れた俳優たちであるのに、自意識過剰なところがなく、バカなことも喜んでやってくれる最高のメンバーだ」と賞賛していた。