PFAS問題、秋にも血液検査実施へ 岡山・吉備中央町、住民ら希望者募る方針
岡山県吉備中央町の円城浄水場(同町上田西)から有害な有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が検出された問題で、町は4日、関係住民を対象にした血液検査を秋にも実施する考えを明らかにした。 町議会民生教育常任委員会で町側が説明した。町は5月末、本年度内の検査実施を表明していた。 町によると、血液検査を含む健康影響調査を「研究」として行うよう岡山大に依頼。同大が検査の実施計画をまとめ、学内の倫理審査会が審査している。早ければ7月にも承認される見通しで、その後、円城地区の住民ら約2千人に調査票を配布して検査希望者を募り、採血によってPFASの血中濃度を調べる。 町は近く、同地区の自治会代表者を集めて同様の説明を行う方針も示した。住民にもチラシやホームページで周知するという。