ククレジャ、ガクポ、ミカウタゼらの活躍は想像以上? EURO2024で期待上回った7人のタレント
新生・スペインの力に世界は驚いた
5.ジョージズ・ミカウタゼ(ジョージア代表/FW) ジョージアの前線ではナポリFWクヴィチャ・クワラツヘリアが有名だが、ミカウタゼはその相棒を務める。後ろに守備ブロックを敷き、堅守速攻を貫くジョージアでは攻撃の機会が限られていたが、ミカウタゼはそのチャンスを活かして3ゴールをゲット。 前線で粘り強く相手を追い回すスピード、運動量も魅力で、23歳とまだ若い。昨季はフランス2部のFCメスでプレイしていたが、もっと上のレベルでプレイできるだろう。 6.ギオルギ・ママルダシュヴィリ(ジョージア代表/GK) ジョージアのベスト16入りを語るうえで、ミカウタゼと同じく守護神ママルダシュヴィリも外せない。何かと攻め込まれる機会の多かったジョージアでは、ゴールを守るママルダシュヴィリも大忙しだった。 ここまでママルダシュヴィリは30セーブを記録しているが、これは決勝カードが出揃った現段階でもダントツの1位だ。2位はオランダ代表GKバルト・フェルブルッヘンの17回で、ママルダシュヴィリとは2倍近い差がついている。いかにママルダシュヴィリが忙しかったかが分かる数字で、今大会でのアピールは十分だ。すでに多くのビッグクラブが関心を寄せているようで、23歳と若いママルダシュヴィリもステップアップの時が近い。 7.ダニ・オルモ(スペイン代表/MF) ダニ・オルモの場合は2022ワールドカップでも全試合に先発していたため、サプライズとまでは言えない。しかし今大会の活躍は印象的で、ベスト16のジョージア戦、準々決勝のドイツ戦、準決勝のフランス戦と3試合連続得点中だ。スペインが優勝した場合は大会MVPでもおかしくない。 今大会はラミン・ヤマル、ニコ・ウィリアムズの若き2人も躍動していて、トップ下の位置にはペドリもいた。(現在は怪我で離脱)。ダニ・オルモは2列目のバックアッパーという立ち位置から大会をスタートさせることになったが、とんでもないジョーカーだ。ダニ・オルモがベンチに控えていたことが今のスペインの層の厚さを示している。 こう見ると、スペイン代表から多く選ばれている。それだけスペインの各選手が当初の期待を上回るパフォーマンスを見せている証であり、新生・スペインの強さに驚いた人は多いはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部