ひろゆき&リュウジのバズ論破トーク⑪ 味の素や精製塩が体に悪い!? 根拠のない否定派を黙らせる方法とは?【この件について】
ひろゆきがゲストとディープ討論する『週刊プレイボーイ』の連載「この件について」。今回は料理研究家のリュウジさんを迎えての11回目は、前回に続いてなぜか炎上する「味の素」について。今回は「味の素は精製しているから体に悪い」「白い粉はダメ」という自然派志向の人たちの話。そして、リュウジさんが許せない人たちとは......? 【写真】「僕ってネット上では『悪魔崇拝者』だと言われているんです。陰謀論まで出ています」と困惑するリュウジ *** ひろゆき(以下、ひろ) 前回は「味の素は舌がバカになると思われているから嫌われている」という内容でしたよね。 リュウジ(以下、リュウ) そうですね。それで「味の素は調味料のひとつだし、ソースだって醤油だって使いすぎたら濃い味が好きになる」という結論になりました。さらに、味の素って「精製しているから」という理由でも嫌われているんですよ。 ひろ 精製っていうのは、不純物をなくして純度を上げていく作業じゃないですか。食卓にある塩や砂糖、小麦粉とかの食材や調味料はだいたい精製されていますよね。 リュウ でも、僕が味の素を使ったレシピを紹介すると「白い粉はダメだ!」「漂白されている調味料を勧めるな!」など精製アンチの人からよく絡まれるんですよ。 ひろ 純度が高いからダメというなら量を控えればいいし、精製されていないものでも大量に使ったら体には悪いですよね。 リュウ テレビ番組で味の素を使うと、「なんでコイツは不健康なものを広めているんだ」という反応が多いんですよ。フォロワーが多くて発信力がある僕の存在が、目につくんでしょうね。そういえば、僕ってネット上では「悪魔崇拝者」だと言われているんです。 ひろ え?(笑) リュウ きっかけは『悪魔のレシピ』(ライツ社)というレシピ本を出したことだと思うんです。自分で言うのもヘンですが、これって〝悪魔的においしい〟という意味じゃないですか。それに僕も言葉遊びくらいしますよ。例えば、丼の真ん中にのせた卵黄を「プロビデンスの目」(フリーメイソンの象徴)に見立てて「悪魔のプロビデンス丼」というレシピを発表したら、そんな発信をするのは悪魔崇拝者に違いないと。ほかにも「人工的な精製品の味の素をたくさんの人に勧めることで、人類を少しずつ減らそうとしている」といった陰謀論まで出てきて困っているんですよ。 ひろ 僕もネットで絡まれがちですけど、リュウジさんはトンデモ系が多いですね。まあ陰謀論者にはいまさら何を言っても通じないから仕方ないとしても、そろそろ風評被害とか起きそうですね。 リュウ そうなんです。で、百歩譲って僕の悪口ならまだしも、僕をダシにして間違った知識が広がってしまう可能性がある。味の素は適切に使えば体に悪いわけではありません。でも、否定派が根拠のない投稿をすることで、知らない人に「味の素って体に悪いの?」みたいな悪影響を及ぼすんです。 ひろ リュウジさんは、味の素を使わない人を否定しているわけじゃないですもんね。 リュウ そうなんですよ。正直、僕は使っても使わなくてもどっちでもいいと思っているんです。でも、味の素は便利な調味料だし、料理を短時間でおいしくすることができる。正しい情報を知った上で使う使わないの判断をしてほしい。でも、ネットには「精製されているから体に悪い」みたいな間違った情報があふれていて、惑わされてしまうんです。 ひろ 厄介なのは、味の素否定派は「味の素や精製品を使わない人生のほうがいい」ということを教えてあげたいと思っていることですよね。そこには、ある種の正義がある。 リュウ ええ。「味の素をやめて自然派の食事にしたら体調が良くなった」と思い込んでいたりするので、悪気がなかったりもするんです。そして、僕のXをわざわざ引用してコメントするので、陰謀論の人たちの目について、それが拡散していく。それこそ悪魔崇拝だと言っている人とかは、めちゃ拡散しますね。 ひろ このまま交わることはないでしょうね。