足元を見れば「鉄腕アトム」 キャラ描いたマンホールのふた設置 実は手塚治虫さんとゆかりある町
長野県の諏訪大社、手塚治虫さんと縁
漫画家手塚治虫さん(1928~89年)原作の「鉄腕アトム」のキャラクターを使ったマンホールのふたが長野県諏訪郡下諏訪町内の大社通り沿いにある八幡坂高札ひろばなど2カ所に設置され、人気を集めている。手塚さんの先祖の兄弟が諏訪大社の神職「大祝(おおほうり)」だった縁で町が製作した。 【写真】アトムやお茶の水博士を描いたふたの絵柄
直径60センチのふたは2種類
ふたは直径約60センチでデザインは諏訪大社下社の秋宮版と春宮版の2種類。高札ひろばに設置された秋宮版は、弊拝殿を背景にアトムとお茶の水博士が描かれており、観光施設「おんばしら館よいさ」に設置された春宮版は、鳥居の前をアトムが飛んでいる構図になっている。 町によると、手塚さんの先祖が平安時代の武将・手塚太郎光盛で、その兄が諏訪大社下社の大祝だった金刺盛澄(かなざしもりずみ)だった。町が手塚プロダクション(東京)に掛け合い、ふたの製作が実現した。
マンホールとふたの裏をワイヤでつないで盗難防止に
盗難防止のため、ふたの裏とマンホールをワイヤでつなげた。宮坂徹町長は「鮮やかなデザイン。下諏訪と手塚さんのゆかりを感じてもらえるので多くの人に見に来てほしい」と話した。 マンホールのふたは町役場でも展示している。