「優しく気品ある方でした」「女性いたわる優しさ伝わってきた」…三笠宮妃百合子さまを悼む声
15日に亡くなられた三笠宮妃百合子さまについて、交流があった東京・向島の料亭「きよし」の女将小林綾子さん(56)は「優しく、気品があり、すばらしい方でした。大変残念です」と語った。
小林さんは、慶応大文学部を卒業後、古代オリエント学者の三笠宮さまがトルコで行っていた遺跡の発掘隊に参加した。2012年頃には、東京都内のホテルで開かれた食事会に招かれ、ご夫妻と懇談した。
テーブルを囲んで約1時間半。ご夫妻が東日本大震災当時、検査で訪問されていた聖路加国際病院で足止めになったことや、お二人の趣味の俳句や短歌など、話題は多岐にわたった。
百合子さまは小林さんが専攻した考古学について、「男性が多い現場ですが、女性ならではの大変なことはありましたか」と尋ねられた。小林さんは「女性をいたわる優しさが伝わってきた。大変うれしかった」と振り返った。