鳥取県西部で「豚熱」初確認 日南町で捕獲された野生のイノシシが感染 県は警戒強める
山陰中央テレビ
鳥取県日南町で捕獲された野生のイノシシが、「豚熱」に感染していたことがわかりました。鳥取県西部では初めての確認です。 鳥取県・平井知事: 残念ながら、今豚熱はじわじわと本県の中にも入り始めていると言わざるを得ない。 豚熱の感染が確認されたのは、5月31日に鳥取県日南町の山の中で見つかった野生のイノシシ1頭です。住民が、イノシシが道をふらふらと歩いているのを見つけ、町に連絡。その後イノシシを捕獲し、県が遺伝子検査をした結果、4日に「陽性」と判定されました。 鳥取県で「豚熱」が確認されたのは、2023年2月に県東部で初めて見つかって以降今回が38例目ですが、県西部では初めてです。また日南町と県境を接する島根県の安来市と奥出雲町では、2024年4月から5月にかけて確認されています。 県は、県内16か所の養豚場に異状が無いことを確認。車の消毒など、感染防止対策の徹底を呼びかけるとともに、狩猟関係者に対しても捕獲したイノシシの適切な処理など、ウイルスの拡散防止対策を講じるよう要請しました。
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