暑い時期に欠かせない扇風機とエアコン。正しく使わないと思わぬ危険を招きます。 暑さに耐えかねて男性がエアコンをつけようとしますが…。 男性 「やばい、エアコン壊れた。こんなことだったらエアコンの試運転ちゃんとやっておくべきだったな」 　エアコンが壊れてしまった男性。持ってきたのはレトロ感が漂う扇風機です。 男性 「おかしいなぁ…まあ動くからいいか」 　なにやら扇風機の動きに違和感を感じる男性ですが、そのまま使い続けていると…。 　煙が出てじりじりと音をたてたあと、すぐに発火。火が扇風機全体に燃え広がってしまいました。 　これは『製品評価技術基盤機構＝NITE』が公開した実験映像です。 　古い扇風機は、電流の絶縁性能が劣化してショートし、発火する危険があるのです。 　スイッチを入れても羽根が回らない、異音や振動がある、モーター部分が焦げ臭いにおいがするといった場合は、特に注意が必要です。 　さらに、エアコンを動かす際にもポイントがあります。 　内部を掃除した際、洗浄液が電気部品にかかったまま運転させると…、内部の部品がショートして煙とともに火が出ました。 　ほかにも、エアコンの配線を延長しようと継ぎ足した部分から火が…。 　エアコンの内部は大きな電流が流れているため、コードを継ぎ足すとその部分が発熱して発火する危険があります。 　『NITE』は、試運転で製品に異常がみられたら、直ちに使用をやめること。製品の内部の掃除や配線については、販売店などへ相談することを呼びかけています。