屋久島町・口永良部島、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げ 鹿児島地方気象台
鹿児島地方気象台は18日、屋久島町・口永良部島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。新岳と古岳火口で居住地域近くまで影響のある噴火が発生する可能性は低くなったとしている。 気象台によると、8月中旬ごろから主に古岳火口付近を震源とする火山性地震が減少し、観測データにも活発化を示す変化はない。火口付近の浅いところでやや活発な地震活動が継続し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出も続いている。 口永良部島では、今年3月に警戒レベルを3から2に下げたが、4月以降、主に古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増え、4月13日に再び3に引き上げていた。 噴火活動は継続しており、気象台は新岳と古岳火口から約1キロ圏内で大きな噴石や火砕流、新岳火口から西側おおむね2キロの範囲では火砕流に、それぞれ警戒するよう呼びかけている。
南日本新聞 | 鹿児島