【コメント全文】尾田栄一郎氏、鳥山明氏死去に「空いた穴があまりに大きすぎます」ショックありあり
漫画家の鳥山明さんが1日に亡くなっていたことが8日、分かった。集英社が発表した。68歳。急性硬膜下血腫だった。鳥山さんは少年ジャンプ誌上で「Dr.スランプ」「DRAGON BALL」など、世界中で愛される大ヒット漫画を生み出しただけでなく、多くの漫画家にも影響を及ぼした。突然の訃報に尾田栄一郎氏、岸本斉史氏、桂正和氏も集英社を通じて悲しみのコメントを発表した。 【写真】鳥山明さん「如意棒を使っての戦闘が懐かしいかも」 今秋スタート「ドラゴンボールDAIMA」 【尾田栄一郎氏コメント全文】 あまりに早すぎます。空いた穴があまりに大きすぎます。 もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます。 子供の頃から憧れすぎていて初めて名前呼んで貰えた日の事も覚えています。我々に「友達」という言葉を使ってくれた日の帰り道 岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。最後に交わした会話も覚えています。 漫画なんて読むとバカになるという時代からバトンを受け取り大人も子供も漫画を読んで楽しむという時代を作った一人でもあり漫画ってこんな事もできるんだ 世界に行けるんだ、という夢を見せてくれました。突き進むヒーローを見ているようでした。 漫画家に限らずあらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代に ドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。その存在は、大樹です。同じ舞台に立った僕ら世代の漫画家にとって鳥山作品は近づく程により大きな存在と気づかされました。怖いくらいに。 でもまた、飄々としたご本人に会えるとただ嬉しい。僕らは血液レベルで鳥山先生が大好きだから。鳥山先生の残された創造性豊かな世界に敬意と感謝を込めて、心よりご冥福をお祈りいたします。天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように。