赤澤遼太郎&高橋健介、“アキハル”と似ている一面や「うんま!」とテンションが上がったプライベートエピソードを告白
赤澤遼太郎と高橋健介がW主演を務めた映画「アキはハルとごはんを食べたい」(2023年)の第2弾「アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!」が、6月14日(金)より公開。たじまことによる同名BL漫画を原作に、周りから“ゼロ距離”と言われるほど仲の良い大学生のアキとハルが、暖かみのある一軒家でルームシェアをするほのぼのとした日常を描く。 【写真】仲の良い赤澤遼太郎&高橋健介、撮影しながら和やかトーク このたび、WEBザテレビジョンでは、前作に引き続き秋吉純太こと“アキ”を演じる赤澤と、藤城春継こと“ハル”を演じる高橋にインタビューを実施。本作への思いはもちろんのこと、二人が最近出合った「うんま!」なご飯など、作品にまつわるエピソードを語ってもらった。 ■高橋健介「プライベートでもやりたいなって」 ――まもなく第2弾の公開を迎えますが、今のお気持ちはいかがですか? 赤澤遼太郎(以下、赤澤):「2杯目!」の撮影をした時から出来上がりがすごく楽しみで、僕も最近完成した作品を観たんですけど、純粋に「すごく面白かったな」って思いましたね。これはお客様にも喜んでもらえるんじゃないかなって思っているので、早く感想を聞きたいです! 楽しみです! 高橋健介(以下、高橋):SNSのリアクションを見ると、僕らよりもお客さんの方が待ち遠しくしてくれているのが伝わってくるので、これからもう本当に誰も問題を起こすことなく、しっかりと公開されてほしいなって思います。 赤澤:本当ですよ(笑)。いや、でも僕らさえ大丈夫だったら…。 高橋:いや、分かんないよ? 監督っていうパターンもあるから。 赤澤:いやいやいや! パワハラとかも無かったですし、クリーンな現場でしたよ! ■赤澤遼太郎「めちゃくちゃうれしかったです」 ――そうですよね(笑)。作品のエンドロールからも、現場の皆さんの仲の良さが伝わってきました! 赤澤:本当にあのまんまでしたね! 等身大でいられるというか、飾らずにいられて、和気あいあいと…それこそみんなでお昼ご飯を食べたりして、楽しい現場でした。 高橋:本当に雰囲気良かったですね。自分は舞台とかで、男性しか出ていない作品に出演することが多いので、女性とタコパ(たこ焼きパーティー)できたのは楽しかったです。 赤澤:女性キャストが来るときは、現場の雰囲気も明るくなるんですよね。スタッフさんも男の人が多かったので、監督とかもめっちゃ楽しそうでした!(笑) 高橋:タコパみたいなのは、普通にプライベートでもやりたいなって思った。それで、キッチンの方に二人だけ抜けるとか…。 赤澤:オフィシャルで合コンみたいな話してますが(笑)。 高橋:今回はアキとハルがメインなので、キッチンで生まれる色恋というのはもちろんありませんが、普通だったらキッチンに抜けた二人の方が展開はありますからね。 赤澤:確かにね。でも、僕は全然そういうのやりたいと思わないのでね。 高橋:えっ、やりたいと思わないの!? じゃあそういうのがあってもお前のこと絶対呼ばないからな! 赤澤:(爆笑) ――(笑)。先程、ファンの方々からの反応も楽しみというお話がありましたが、第1弾公開後の周囲の反響はいかがでしたか? 赤澤:すごく良かったですね。みんな楽しんで観てくださって、(作品内に出てくる)お料理とかも作ってくれたりとかして、めちゃくちゃうれしかったです。 高橋:そうですね。僕も昔お世話になったスタッフさんとかが、(映画の)ポスターを街で見掛けると写真を撮って送ってきてくれて…今回もですが、前回もポスターで全面に顔と名前を出してもらって、いろんな方々の目に届くところに置いていただいていたので、やっぱり反響は大きかったです。 ■赤澤遼太郎&高橋健介の“アキハル”な部分 ――「アキハル」も原作のある作品ですが、原作がある作品に多く携わっているお二人が感じる実写化の難しさや楽しさがありましたら教えてください。 赤澤:難しさかぁ…自分よりも(その作品に)より人生や熱量を捧げている人たちが前提でいるという点が難しいところだなって思いますね。自分が好きな(原作の)作品に出演させていただくこともあるんですけど、原作を知らない作品に出演することもあるので、そういった時に元々その作品を好きだった人の熱量に負けないように役を作っていこう、そういう努力はちゃんとしようという思いはすごくあります。好きだからこそ意見が厳しかったり…そういうのは仕方がないことですけど、難しいところですね。逆に言えば、そういう人たちでさえ想像できていなかったような部分をお芝居でがつんと伝えられる時はやりがいを感じるというか、面白いなって思います。 高橋:難しさはもちろんいっぱいありますが…例えば、アニメ化されているものだったら声優さんがいるので、絵とは違って声の印象から受けるものっていっぱいあると思います。今回、漫画原作ということで、実際に動くのは僕らが初めてなので、普段演じている作品よりはハードルが高くない印象はありましたね。 ――今作のアキとハルもとても魅力的に演じられていました! アキとハルの性格で、ここは自分と似ているなと感じる部分はありますか? 赤澤:僕は好きな人にとことん尽くしてあげたくなるタイプなんですけど、そこはアキに似ているなって思いました。これをやったら喜んでくれるかな? とか、これ多分ハル好きだろうなとか、やってあげたくなっちゃうようなそういうところは重なりますね。 高橋:僕もハルと割と近くて、自分で悩みを解決しちゃうタイプなので、そこは似ているかなって思いますね。でも、人と喋ったり、人懐っこさの部分でいうと僕はアキの部分もあるのかなって思います。先輩・後輩、誰彼構わずみんなで食事に行ったりするのが好きなので、そこはアキと近い部分もありますね。 ■赤澤遼太郎&高橋健介が出合った「うんま!」 ――性格の面でいうと、作品内ではおなかが空いていると不機嫌になってしまうハルですが、赤澤さんと高橋さんにとっての「これがあればご機嫌になります!」という物事はありますか? 赤澤:それはもう観てくれる人! ファンの人の反応! 何においても反応があれば元気になれますね。SNSもそうですし、舞台もそうですし、こういう映像作品もそうですし、誰かのリアクションがあってこそ成り立っているので、それは何にも代えがたい栄養です。 高橋:これがあればご機嫌になる? 富と名声! 赤澤:なんか「ONE PIECE」の幕開けみたいな、大海賊時代が始まりそうだけど(笑)。富って面白いな。 高橋:うーん、難しいなぁ…何だろう? 物欲がまったく無いので、正直これがあれば元気ってのは無いかも知れないですね。 赤澤:おいしいご飯とか! 高橋:あぁ! 自分、実家住みなんですけど、生活リズムがみんな違うということもあって、普段親が作ったご飯を食べることがほとんどありません。外食ももちろん楽しくておいしいけど、親が作ったご飯はやっぱり元気が出ますね。定食屋さんに行けば、その近しい手料理感を補える部分がありますが、やっぱり違うというか、親が作ったご飯はおいしいです。 赤澤:実家のご飯はおいしいよね。 高橋:特にカレーライスがおいしい。ルーは市販ですが。 赤澤:でも、高橋家のカレーの味ですから。作品内でも言ってますもんね! カレーは家ごとに違うって。 ――そうですね! 今、まさにお話に上がった“ご飯エピソード”に近いのですが、お二人が最近出合った「うんま!」なご飯や、「うんま!」と同様にテンションが上がった出来事はありましたか? 赤澤:僕、新年明けて箱根に行ったんですけど、そこで「甘酒茶屋」さんっていうすっごい歴史の長い甘酒屋さんに行って、そこで飲んだ甘酒がおいしくって! 超うんま! ってなりました。お代わりしちゃいましたもん。最近はそこのお店の甘酒じゃないんですけど、おいしい甘酒をネットで買って、毎朝飲むようにしてます。 高橋:僕は昨年の冬…年末に船越英一郎さんと一緒にグアムに行って、プライベートビーチで食べたバーベキューの肉ですね。 赤澤:それ見た!(笑) プライベートビーチ!? 高橋:普通のビーチなのかな? 人はいなかった…一角を借りていたから、人はそれをプライベートビーチと呼ぶんだよね。 赤澤:二人で行かれたんですか? 高橋:船越さんが元々、役者仲間とか友人家族と行くというのを聞いて、スケジュール見たら俺も行けるなって思ったから「俺も行っていいですか?」って聞いたら、「いいよ」って。 赤澤:すごい行動力! 高橋:船越さんもすごいけど、僕を受け入れてくれた船越さんの友人もすごいよね。 赤澤:面識なかったんでしょ? 高橋:全然ない。けど、余裕! 赤澤:いやぁ、コミュニケーション能力高すぎです! 高橋:環境もあいまってあれはおいしかったですね。 赤澤:いいなぁ! バーベキューってのがまたいいよね。 ■赤澤遼太郎「撮影中もこうやってずっとボケたりするんですよ(笑)」 ――今、お二人がお話しているのを見ていて改めて感じたのですが、作品の中には「ここはアドリブなのかな?」と感じるようなお二人の自然なやり取りやセリフ、動きがいくつかあるのですが実際どうなのでしょうか? 赤澤:結構ありますね。流れの中でというのもありましたけど、ぶっつけ本番というよりは、テストで1回やって「それいいね!もう1回やろう!」みたいなのもありました。アドリブだけど、アドリブじゃないみたいな。 高橋:ハルとして生きてしまったが故に、もはやセリフかアドリブか分からなかったですね。 赤澤:いや、もうこの(言ってる時の)顔込みで記事に載せて欲しい…! ドヤ顔というか、キリッというか。 高橋:(再度同じ表情を浮かべ)どっちがセリフでどこがアドリブかっていうのは、もう分からないです。 赤澤:撮影中もこうやってずっとボケたりするんですよ(笑)。 ――でも、こういう自然なやりとりが撮影中にも生まれると、相手の反応を見て笑ってしまったりしないんですか? 高橋:笑ったら笑ったでいいんじゃないですかね。特に今回の作品は。 赤澤:確かに確かに。でも、全然そういうのは無かったです。(アキとハルではなくて)赤澤遼太郎と高橋健介が面白がって笑うみたいな、違和感のあるものは無かったですね。流れの中で、アキとハルだったらこうやって笑うよなみたいな、自然な感じでできた気がします。笑っちゃダメみたいな縛りも無かったからね。 高橋:ダメだったら撮り直せば良いしね。 ■「アキハル」の魅力を一言でいうと… ――今作では、アキとハルのそれぞれの思いに変化が生まれます。赤澤さんと高橋さんの初対面で感じた印象から現在の印象に変化はありますか? 赤澤&高橋:初対面の印象…全然覚えてない。 赤澤:20歳の時とかですよね。「SHOW BY ROCK!!」かな? 高橋:そうだね。僕が21、22歳とか…。 赤澤:でも、健介君は尖ってたイメージがあるかも。 高橋:尖ってた? 全然覚えてないや。僕が時代の先を行っちゃってたってことですね。ようやく今、時代が追いついてきたかな。 赤澤:尖ってたは違うかな…斜に構えてた。斜に構え過ぎて横だったのかも、あの頃の健介君は(笑)。苦手な人もいるんだろうなみたいな。 高橋:太郎はその時から僕の良さに気付いていたので、今もこうして一緒にいられます。 赤澤:(爆笑)。でも、本当に変わってないっていえば変わってない。 高橋:確かに、その時からスタンスは変わってないです(笑)。 赤澤:そうそう。スタンスはずっとこれ。 高橋:太郎も変わってないけどね。太郎は僕の中で後輩とか年下のイメージがあるので、太郎が年下といる時の姿とか印象がわかない…でも、太郎も歳を重ねて、いろいろ後輩ができて、かわいがっている後輩もいるみたいなので、時代とともに変わっていっているんだなってのは思いましたね。 ――では最後に、今作は“アキハル”の愛称で親しまれていますが、タイトルと同様に作品の魅力を“ギュッ”と一言でファンの方に伝えるとしたら? 赤澤:あぁ、なるほど! “ほっこり”! 高橋:そうしたら、僕は“食べごろ”で! ちょうどいい食べごろ、見ごろですね。公開日もちょうどいい時季だと思います。6月って祝日がないので、一年の中で嫌いな方が多いみたいなんですよね。でも、そんな時にこの作品が出掛けるきっかけになったらいいなと思います。 赤澤:そうだね。それで、これを観ることがきっかけで「誰かとご飯食べよう!」ってなりますからね。 撮影/宮川朋久 ヘアメイク/SUGA NAKATA(GLEAM) スタイリスト/小野魁人 衣装協力/JOYEUX、MAISON SPECIAL