1年次から主力として活躍…大会連覇、2度の“トリプルダブル”達成/河村勇輝のウインターカップ
12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会に出場した現プロ選手のスタッツをチェック。1人目は福岡第一高校(福岡県)出身の河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)を紹介する。 河村は全国屈指の名門校で1年次から活躍。ウインターカップデビューを飾った2017年大会2回戦の正智深谷高校(埼玉県)戦では、松崎裕樹(横浜BC)や松本礼太(茨城ロボッツ)などともに先発を務めた。約20分のプレータイムで7得点6リバウンド6アシスト1スティールをマーク。土浦日本大学高校(茨城県)戦ではフィールドゴールが21本中4本成功と振るわなかったものの、40分のフル出場で勝利に貢献した。準々決勝以降は17得点、10得点、13得点と、大舞台になるにつれて2ケタをマーク。3位決定戦で帝京長岡高校(新潟県)に敗れたが、河村勇輝の名を全国にとどろかせた。 2018年大会では初戦でファウルアウトとなったものの、3回戦でチーム最多27得点に10リバウンド4スティールの活躍を見せれば、東海大学付属諏訪高校(長野県)との準々決勝で10得点10リバウンド15アシストの“トリプルダブル”を達成。富永啓生(ネブラスカ大学)を擁する続く桜丘高校(愛知県)戦でも11得点8リバウンド9アシスト5スティール1ブロックと攻守両面で躍動した。決勝戦では中村拓人(広島ドラゴンフライズ)所属の中部大学第一高校(愛知県)と対戦。16得点5リバウンド7アシスト4スティールを挙げ、自身初のウインターカップ優勝を成し遂げた。 小川麻斗(千葉ジェッツ)との“ダブルキャプテン”として臨んだ高校最後のウインターカップは、初戦から30得点11リバウンド5アシスト3スティールの大暴れ。第1クォーターから大差がついた3回戦、準々決勝では、限られたプレータイムながらアシストやスティールで数字を残した。第2クォーター終了時点で10点のビハインドを背負った東山高校(京都府)戦では、後半だけで19得点6アシストと躍動して逆転勝利に貢献。福岡大学附属大濠高校(福岡県)との決勝では10得点13リバウンド11アシストと“トリプルダブル”に加え、大会連覇と有終の美を飾った。 河村がウインターカップで記録した試合ごとのスタッツは以下のとおり。 ■2017年 ・2回戦(vs正智深谷 99-63) 20分9秒/7得点6リバウンド6アシスト1スティール ・3回戦(vs土浦日本大学 85-83) 40分/8得点6リバウンド5アシスト2スティール ・準々決勝(vs中部大学第一 74-71) 34分4秒/17得点7リバウンド3アシスト2スティール ・準決勝(vs福岡大学附属大濠 58-61) 39分30秒/10得点6リバウンド2アシスト2スティール ・3位決定戦(vs帝京長岡 58-69) 25分27秒/13得点4リバウンド1アシスト ■2018年 ・2回戦(vs東山 83-54) 27分12秒/11得点3リバウンド5アシスト1スティール ・3回戦(vs飛龍 93-56) 36分39秒/27得点10リバウンド2アシスト4スティール ・準々決勝(vs東海大学付属諏訪 86-63) 37分59秒/10得点10リバウンド15アシスト3スティール ・準決勝(vs桜丘 103-72) 36分15秒/11得点8リバウンド9アシスト5スティール1ブロック ・決勝(vs中部大学第一 85-42) 37分36秒/16得点5リバウンド7アシスト4スティール ■2019年 ・2回戦(vs北陸学院 94-58) 30分37秒/30得点11リバウンド5アシスト3スティール ・3回戦(vs九州学院 104-59) 17分30秒/9得点3リバウンド4アシスト4スティール ・準々決勝(vs桜丘 87-48) 24分16秒/4得点4リバウンド10アシスト4スティール ・準決勝(vs東山 71-59) 40分00秒/25得点5リバウンド10アシスト5スティール ・決勝(vs福岡大学附属大濠 75-68) 40分00秒/10得点13リバウンド11アシスト
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