「緊急地震速報」で“6割の人が行動” 5%は揺れに間に合わず 能登半島地震で気象庁が調査
1月1日に発生した能登半島地震で、緊急地震速報を受け取った6割の人が何らかの行動をとったことが気象庁のアンケート調査で分かりました。 最大震度7を観測した能登半島地震では、気象庁が東北地方から近畿地方にかけて21県を対象に緊急地震速報を発表しました。 気象庁が、緊急地震速報を見聞きした際の行動などについてインターネット上でアンケート調査を行ったところ、9527件の回答のうち、およそ6割の人が何らかの行動をとっていたことが分かりました。 行動別にみると「その場で身構えた」という回答が47パーセントで最も多く、「テレビやラジオ、携帯電話で地震情報を知ろうとした」が44パーセントでした。 一方、緊急地震速報を受信してから強い揺れが来るまでにどのくらいの時間があったかという質問では、受信後5秒から10秒以内に強い揺れが来たという回答が28パーセントで最も多かったものの、5パーセントでは緊急地震速報が間に合わなかったということです。 気象庁は今後もアンケート結果を分析し、今後の技術改善に生かしたいとしています。
北陸放送