馳浩石川県知事「元日から24時間知事室に滞在して適時適切に指示を決裁していた」発生から14日まで被災地訪れなかった理由語る
石川県の馳浩知事は14日、能登半島地震の発生後、岸田総理とともに初めて被災地を視察しました。 【写真を見る】馳浩石川県知事「元日から24時間知事室に滞在して適時適切に指示を決裁していた」発生から14日まで被災地訪れなかった理由語る 記者団からの「なぜ、これまで被災地に行かなかったのか?」という質問に対し、次のように答えました。 石川県 馳浩知事 「私自身は日々、現場の市町の職員、また県庁から派遣されている職員、またSNSなどで、まさしく孤立集落の方々からも、連日、何百何千とという情報とともに、警察、消防、自衛隊の皆さんの前線のデータが、私の部屋に全部集まってきておりますので、今日の視察はそれを改めて確認することもできた機会であったと思います。従って、(初めての視察までに14日かかったことは)全く遅いとは思っていません。同時に、これだけの大規模な災害で避難所や被災した市や町の役場を丁寧に回る必要があると思っています。また県庁に情報が集約されるので、適時適切に指示を決裁しなければいけません。なので、私も1月1日から24時間、知事室に滞在しております。そこは順調にいってると思っています。地震から2週間が経ち、岸田総理もお見えになり、財政的な安心感も出していただきました。今後とも、毎日、さまざまな情報が集まり、決済をしなければいけませんが、特に政府から来ていただいている、いわゆる霞が関チームの方々、自衛隊、消防、DMATなどの医療関係者と、県庁のいわゆる災害対応のチームですよね。ここが機能してきていますので…また私が視察に行っても、LoGoチャットで決裁できるんですよ。LoGoチャットで決裁することが可能な状況になりつつありますので、来週以降、順次、できる限り時間を見て、すべての市や町の視察に参りたいというふうに思っています。ただそれにしても、やはり最優先されるのは避難物資の支援、専門職の技術職の皆さんの支援、また自衛隊、消防、自治体の皆さん、この方々を最優先で能登に手配させてあげなければなりませんので、その邪魔にならないように。また登録いただいたボランティアの方にも片づけや避難所の運営とかでお世話なりたいと思っています。このバランスを明日からの1週間のうちに、いろんなことの次の判断をしたいというふうに思います」
馳知事をめぐっては、1日の能登半島地震の発生以降、14日に岸田総理と同行して視察を行うまで一度も被災地を訪れておらず、一部から批判の声があがっていました。
北陸放送