ゴジラ新作映画で監督・脚本・VFXを担当する山崎貴

　ゴジラ新作映画の製作決定が、地上波初放送された『ゴジラ-1.0』のエンディングで発表された。同作で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、監督・脚本・VFXを担当する。 【動画】続報を待て！　サプライズで流れた、10秒臨時ニュース映像 　1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた怪獣ゴジラ。 　2023年11月3日の“ゴジラの日”に公開された、日本製作の実写版ゴジラ30作目となった『ゴジラ-1.0』は、興行収入76.5億円を突破し、2023年度実写邦画映画でNo.1を記録。さらには、アジア初となる第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞。また、海外の映画賞で50以上の最優秀賞を受賞する快挙を成し遂げた。そして日本でも、第47回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ8部門を制し、国内外でまさにゴジラ級の大旋風を巻き起こした。 　世界中から注目されているゴジラだが、1日に地上波初放送された『ゴジラ-1.0』のエンディングで、ゴジラ新作映画の製作決定が発表。そして監督・脚本・VFXを、山崎が務めることも明らかになった。公開日、ストーリーなど一切の情報は謎に包まれたまま。今後発表される続報に期待がかかる。 　山崎貴は、1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』（1993）、『静かな生活』（1995）など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』（2005）では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の 0』（2013）、『STAND BY ME ドラえもん』（2014）は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。また、監督・脚本・VFXを担当した『ゴジラ-1.0』（2023）では、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。日本を代表する映画監督の一人として数えられる。