今の【枕】、何年つかってる? 意外と知らない「枕寿命」。替えどきかどうかを見極める、4つのチェックポイント
あなたの枕、何年使っていますか? 枕は消耗品。毎日使うものだから、頭の重さや汗で素材も劣化していきます。睡眠の質を上げるためにも、枕の寿命・枕の選び方をnishikawaのスリープマスターに教えてもらいました。 【データ】更年期の始まりのサインと気づいた年齢は? 教えてくれたのは、nishikawaのスリープマスター 森 優奈さん。寝具と眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、西川・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。nishikawaでは5月12日(日)まで『母の日にまくらを贈ろうキャンペーン』中。お手軽価格で睡眠の悩みにこたえてくれる枕がほしいとき、ギフトで枕をおくりたいときは「医師がすすめる健康枕」(6,380 円・税込み~)がおすすめです。
「枕の替えどき」チェックリスト、何個当てはまりますか?
1. 高さが合わなくなってきたと感じる 少しずつ中身の詰め物がへたって、高さが低くなっている可能性があります。 2. 枕のにおいが気になる 洗える素材なら洗濯を。それでも気になる場合は替えどきです。 3. 最近、頭痛や肩こり、腰痛がひどい 自分に合っていない枕を使い続けると、体調不調の原因になる可能性もあります。 4. 枕を購入後、体型や姿勢が変化した 枕の最適な高さは、人それぞれの体型などによって異なります。急激な体型変化があった場合は、枕も見直しが必要です。 1つでも当てはまったら、枕の替えどき!
「枕の寿命」は平均2~3年!
人の頭の重さは、全体重の約8%を占めるといわれています。その重さを、枕は毎晩支えているわけです。少しずつ中身がへたって高さが低くなったり、固くなったりします。ですから、枕の寿命は意外と短いんです。枕の耐用年数は素材によって異なります 【素材別・ 枕の耐用年数 】 わた・フェザー(羽根)・ウレタンフォーム(低反発枕など)……2~3年 パイプ素材……3~5年 そばがら……1~2年
枕選びは4つのポイントを押さえる!
枕が体に合っていないと、頭痛や肩こり、いびきの原因になったり、首のシワにも影響を及ぼします。 ●高さ 枕の高さは人それぞれ違います。低すぎるとあごが上がってしまったり、高すぎて首が詰まってしまうことも。枕の理想的な高さは、立ったままの自然な姿勢を 横になったときにそのままキープできるもの。 あお向け寝と横向き寝でも高さが異なります。横向き寝では、肩幅に対応する枕の高さが必要です。あお向け寝と横向き寝の両方に対応できる、まんなかが低く両サイドが高めになった立体的な枕がベスト。 ●硬さ 柔らかすぎると頭部が深く沈み、不安定になったり、接触面が大きくなるため熱がこもりやすく、寝ぐるしくなりがち。逆に、固すぎると接触面が少なく、限られた場所のみで支えるので、しびれが出ることも。 ●大きさ 枕には寝返りを自由に打てる横幅が必要です。横向きになっても頭が落ちず、肩先までカバーできる「頭が3つ入る大きさ」が理想的。横幅50cm以上、奥行き35cm以上が目安となります。 ●素材 熱がこもらず、汗を吸収・発散させる通気性のよい素材が最適です。汗をたくさんかく方は、洗濯できる素材を選ぶと衛生的。 横向き寝をしないという方も、就寝中はひと晩で平均20~30回ほど寝返りを打ちます。長時間同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、場合によってはしびれや痛みが生じることがあるからです。寝返りをスムーズに打てるようにすることで、質の高い睡眠をとる手助けになります。 目覚めたときに首や肩がこっていたら、枕が合っていないのかもしれません。適切な時期に新しい枕に替えましょう。 本記事では、枕の交換どきについてお伺いしました。 【後編】では、オーダーメイドで自分好みにカスタマイズできる、最新の枕事情についてお伝えします。 【Not Sponsored記事】
オトナサローネ編集部 木村美穂