「地球の出」撮影のアンダース氏が死去、アポロ8号搭乗-90歳
(ブルームバーグ): 米国の元宇宙飛行士で、1968年に宇宙船アポロ8号に搭乗して月周回軌道から「地球の出」を撮影したウィリアム・アンダース氏が死去した。90歳だった。
AP通信によると、アンダース氏は7日、1人で操縦していた飛行機がワシントン州サンファン諸島近くの海域に墜落し、死亡した。息子のグレッグ・アンダース氏がAP通信に対し父の死去を確認した。
月面の向こうに昇る地球を撮影したこの写真は、環境保護活動で引き合いに出されることが多く、2003年に米誌ライフで 「世界を変えた100の写真」の一つに選ばれた。写真家ギャラン・ローウェル氏は 「これまで撮影された中で最も影響力のある環境写真」と評した。
原題:William Anders, Apollo 8 ‘Earthrise’ Photographer, Dies (1)(抜粋)
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David Henry