水着撮影会、クルド人の祭り…イベント許可や情報共有巡り、公園緑地協会に埼玉県が改善要求
2月定例埼玉県議会で6日、県土都市整備委員会(杉田茂実委員長)が開かれ、新たに策定された県営水上公園での水着撮影会の開催許可条件について県が委員らに報告した。県は県営公園の指定管理を行う県公園緑地協会に対し、各種イベントの許可に関し点検することや情報共有の在り方について検討し報告を求めていると説明した。 委員らは「今後問題が起きた時に対処できる体制が必要だ」と協会の改善を求めた。県公園スタジアム課は「多種多様な行為(イベントなど)許可を全て棚卸しし、全体を縦横にチェックして必要であれば専門家の意見を踏まえて改善するよう伝えた。また、(協会の)組織内の情報共有、県と協会の情報共有の在り方を検討するよう話した」と説明。協会からの報告を待ち、協議を行う考えを示した。 同課によると、県が同協会に改善の要望を行ったのは2月上旬。同協会が指定管理する公園では本年度、水着撮影会のほか、クルド人の祭りを巡っても当初の公園側の対応の誤りを認め謝罪した経緯があった。
同委員会では水着撮影会の条件について「男性モデルの撮影会が行われた実績がなく、女性モデルを対象としたルール」と説明。委員から男性モデルを含めた検討の必要性が指摘され、県は協会に意見を伝えるとした。
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