開幕絶望の楽天・オコエは「一から自分を見直す」と神妙に反省
楽天のオコエ瑠偉外野手(19)は3日、都内の病院で痛めていた右手薬指の精密検査を受け「陳旧性の右の第4指MP関節側副靱帯損傷」と診断された。9日に都内の病院で、その右手薬指の靭帯縫合修復手術を行うことになった。剥離骨折の疑いもあり、競技復帰には、2、3カ月必要の見込みで開幕出場は絶望的となった。 オコエはこの日、夜になって東京からキャンプ地の沖縄・久米島に戻り宿舎の近くで報道陣に対応。 「昨年からのケガを(このキャンプまで)持ち込んでしまったのは自分の一番のミスです。自己管理を徹底して、一から自分を見つめ直していきたい」と、神妙に反省のコメントを残した。 オコエは、昨季、打撃でボールに詰まったことで右手の中指を痛めたが、しっかりとした治療をしないまま秋のフェニックスリーグなどでプレーを続けているうちに薬指まで痛めた模様。台湾でのウインターリーグでは途中、歯の治療で途中帰国していた。このオフは、ダルビッシュ有の指導を受けて、体重を増やすなどしてキャンプに乗り込んだ。しかし初日のバッティング練習では散々の内容で、首脳陣から厳しい評価を受け、しかもその際、また痛めていた右手の指に異常が発生。練習参加できないほどの痛みが出て、トレーナーの見立てで骨折の疑いまでがあったため、2日になって沖縄・久米島から東京へ移動、都内の病院で精密検査を受けていた。 プロ1年目となる昨季は、その足と守備力を買われて開幕1軍に抜擢され、51試合に出場したが、打率.185、1本塁打、4盗塁の成績に終わっていた。今季はその経験からのさらなる上積みが期待されていたが、スタートからつまづいてしまうことになった。