平均的な年収は「400万円台」といわれますが、統計上の平均年収は何円?
業種によっても平均年収は大きく変わる
残念ながら「お金を稼ぎやすい職業」というものは存在しています。同統計より、業種別の平均給与を見てみると、「電気・ガス・熱供給・水道業」は平均年収が747万円と、全業種中最も高くなっています。 図表2
出典:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」 一方で、宿泊業・飲食サービス業は最も平均年収が低く、268万円です。参考までに、全業種の平均年収は458万円ですが、どの職業を選ぶかで、世間一般的な平均年収を稼ぐ難易度が変わります。 少なくとも、平均年収と比べて1.7倍の差が出ている宿泊業・飲食サービス業で、平均程度の年収を稼ぐのは相当に難しいことが予想されます。
まとめ
働き方などを問わない場合、日本の平均年収は458万円となっています。しかし、例えば働き方を正社員に絞れば523万円となり、ひとくちに平均年収といっても、条件次第でその金額は大きく変わります。また、自分が身を置く業界によって、平均年収は大きく変わります。 もし、周囲との年収差が気になるのであれば、単に収入の額だけではなく、自身の年齢や業界なども考慮してみてください。すると、意外と自分の年収は平均年収よりも低くなかった、ということもあるかもしれません。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 執筆者:柘植輝 行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部