（ブルームバーグ）： テイラー・スウィフトさんの音楽が現在、動画共有アプリ「TikTok（ティックトック）」で再び聴くことができるようになっている。

スウィフトさんら人気歌手を抱える世界最大のレコードレーベル、ユニバーサル・ミュージック・グループ（ＵＭＧ）は、楽曲使用を巡ってTikTokと対立。

新しいライセンス契約を巡り折り合いがつかず、ＵＭＧは２月に所属アーティストとソングライターの楽曲をTikTokから引き揚げていた。TikTokは中国の字節跳動（バイトダンス）が運営している。

TikTokでテイラー・スウィフトなどの楽曲使えず－ＵＭＧと交渉決裂

ＵＭＧは楽曲の対価をTikTokが十分に支払わなかったと主張。TikTok側はＵＭＧがアーティストよりも自社の利益を優先していると非難し、両社はまだ新しい契約を発表していない。

スウィフトさんのニューアルバム「The Tortured Poets Department」のリリースが19日に迫るタイミングでのTikTokへの復帰となったが、今回の動きで新曲のプロモーションにTikTokを必要としないとするＵＭＧの立場が変わる可能性もある。

他のミュージシャンもTikTokに自身の作品に戻すようＵＭＧに圧力をかけることも考えられる。ＵＭＧとTikTokの担当者にコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。

原題：Taylor Swift Songs Back on TikTok Amid Universal Music Dispute

--取材協力：Alex Barinka.

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