【東京新聞杯】ジャスティンカフェ 風格増した CWで3頭併せで好仕上がり「しっかりと走ってくれた」
「東京新聞杯・G3」(4日、東京) G1で好勝負したことで、一段と風格が増している。マイルCS3着のジャスティンカフェが昨年同様、東京新聞杯から始動する。追い切りは坂井を背に、栗東CWで3頭併せを行い、最後方から馬なりのまま6F82秒7-37秒2-11秒7をマークして併入した。 安田翔師は「今まで当該週の追い切りは、CWで(6F)85、86秒くらいでしたが、ちょっと負荷が足りていないので、ある程度しっかりやりました」と合格点を与えた。26日には栗東坂路で4F49秒4と自己ベストを更新する猛時計を出した。これだけハードに追えているのは体調がいい証拠でもある。 マイルCSでは勝ち馬ナミュールと0秒1差の3着。馬場の真ん中を突き抜けるかのような脚で伸びたが、最後は前にいた2着ソウルラッシュと脚色が同じになってしまった。「加速が速過ぎるので、追いだしをぎりぎり我慢させたかったが、前があき過ぎてしまった」と指揮官はスムーズ過ぎた流れを逆に悔やむ。ただ、「すごいメンバーの中でしっかりと走ってくれた」と収穫も大きく、G1奪取という大目標が現実味を帯びてきた。 1年前の東京新聞杯は1番人気で4着に敗れたが、今年は違う姿を見せたい。マイル王の座を引き寄せるためにも、休み明けを言い訳にせず、初戦から勝ち切ってみせる。