学び深め人生を豊かに シニア大飯伊学部入学式【長野県飯田市】
長野県シニア大学飯伊学部の入学式が14日、飯田市追手町の県飯田合同庁舎であった。第45期となる本年度は40人(男性16人、女性24人)が入学し、2年間の学習をスタートさせた。 入学式で学部長の岩本靖彦県飯田保健福祉事務所長は「学びを通じて豊かな知識と経験をより深め、人生に生かしていただくとともに、担い手として地域に広め、飯田下伊那をさらに活力ある地域にしてほしい」と語った。 入学生を代表して今期最高齢の古平光市さん(81)=松川町=があいさつ。同期に向けて「これからの大学生活を楽しんでいきましょう」と呼び掛けた。 シニア大は、おおむね50歳以上を対象に、生きがいづくりと健康づくりをすすめ、仲間の輪を広げながら積極的に社会参加する人を養成することを目的とする。 1980年に飯伊学部が開設されて以来、4900人余の卒業生を輩出している。講座には、医療や健康、交通安全、高齢者とお金など身近な内容のほか、郷土を知るための内容を学ぶ「教養講座」と、書道や水墨画、絵手紙、短歌、写真、郷土の歴史を学ぶ計6つの「実技・選択講座」などがある。