メルセデスF1が2024年型マシン「W15」を発表! “予測不能だったリア”を修正し再び頂点を目指す
2月21日からバーレーンで始まるプレシーズンテストを前に、F1に参戦するチームが次々に2024年型マシンを発表している。元王者のメルセデスも2月14日に今季を戦うマシンを公開した。 FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)に参戦するメルセデスAMGペトロナスF1チームが、2024年シーズンに投入する新型マシン「W15 E PERFORMANCE」を公開した。 F1にハイブリッドパワーユニットが導入された2014年からコンストラクターズ選手権8連覇という偉業を成し遂げたメルセデス。シャシーのレギュレーションが大幅に変更された2022年以降はタイトルから遠ざかり、レッドブルが圧倒的な強さを見せた2023年は未勝利に終わったものの、コンストラクターズランキングでは僅差でフェラーリを抑えて2位に。ドライバーズランキングでは元世界王者のルイス・ハミルトンが3位、若手のジョージ・ラッセルが8位となった。 再び勝利を目指すメルセデスは今年2月14日、新型マシンW15を公開。シャシーやギヤボックスケーシングが新調され、空力的にはより効率よくダウンフォースを稼ぐことを目標に開発された。また、昨季のW14はリヤの挙動が予想しづらいことが弱点となっていたが、W15ではこの点を改善し、ドライバーがタイヤをコントロールしやすくなるよう努めたという。 カラーリングは黒ベースとされていた昨年のものから一新。メルセデスの象徴とも言えるシルバーがノーズセクションに加わり、今やチームのアイデンティティの柱となっている黒と組み合わされた。 メルセデスはこの日、シルバーストンでW15のシェイクダウンを実施。バーレーンで2月21日から23日に行われるプレシーズンテストと、2月29日から3月2日に同地で催される開幕戦バーレーンGPに向けた準備を進めた。 メルセデスの今季のレギュラードライバーは、昨季から引き続きハミルトンとラッセルの組み合わせ。しかし、既報の通りハミルトンが今季限りでチームを離脱することが決まっており、現行ラインアップでF1を戦うのは2024年シーズンが最後となる。
MotorFan編集部