72歳、ひとり暮らし料理家の「リアルな食事」。夕食は17時、冷凍ストックで調理は最小限に
冷蔵庫のストックに助けられ、日々の調理は最小限に
わが家の冷蔵庫には、冷蔵室にも冷凍室にもおかずのストックがあるので、食事の支度は、「なにをつくろう?」ではなく「なにを選ぼう?」ということがほとんど。家族と暮らしていた頃と変わらない量をつくり、残ったものは1食分ずつ冷凍しておくので、食事のたびにイチからつくるということはほとんどありません。
ソースも冷凍。ハンバーグのワンプレートランチ
この日は冷凍ハンバーグ、冷凍デミグラスソースを使ったワンプレートに。 ハンバーグは、合いびき肉と同量のタマネギを入れ、塩、コショウ、パン粉、卵、牛乳、ケチャップで味つけ。10個ほどつくって冷凍しておきます。 デミグラスソース1缶(300グラム入り)は鍋にあけ、火にかけながら、同量の水を入れて、泡立て器で攪拌し、顆粒コンソメスープの素、酒、ケチャップなどで味をととのえます。インスタントコーヒーのあきビンに入れ、フタにラベルをはって冷凍保存。使うときにはビンのまま流水解凍や冷蔵庫解凍し、スプーンですくって鍋に入れ、火にかけます。 ソースが煮立ってきたら、冷凍ハンバーグを入れて煮込み、仕上げにゆでたブロッコリー、レンジ加熱したニンジンとジャガイモを合わせたら完成。 皿にご飯とともに盛り、ご飯の上にはドライパセリをふります。煮込まずに色味を残した野菜とパセリのおかげで、ワンプレートでも彩りが鮮やかです。
冷凍したかき揚げはそばやうどんに
そばにのっているかき揚げは、年越しそばのときに、ついつくりすぎてしまった、ゴボウと京ニンジン、タマネギ、桜エビのかき揚げです。どうしても多くできてしまう天ぷらは、ラップに包んで保存袋に入れて冷凍しておくと、鍋焼きうどんや汁そばのトッピングに重宝します。 デパートなどでお安くなっている豚カツや天ぷらと出合ったときもチャンス。保存するとサクサク感はなくなりますが、豚カツは卵でとじてカツ丼に、天ぷらはそばやうどんにのせるのであれば気になりません。
ESSE編集部