この国の「ど真ん中年齢」は50年間で20歳も上がっていた! 2024年、日本人の過半数が50歳以上に!!
■少子高齢化ってこういうことなのよ 突然ですが、あなたは自分が属している組織で年齢が上のほうですか? それとも下のほうですか? 会社員なら、新しい企業でなければ20代や30代前半はたいてい若いほうだし、40代中盤を過ぎたら年下の後輩のほうが多くなるのが普通でしょう。 ところが日本という国全体を見ると、今年のどこかで、なんと国民の半分以上が50歳オーバーになるそうです(ちなみに世界初!)。 これを専門的にいうと「中位年齢が50歳を超える」。中位年齢とは、一番年上の人から順番に数えていって、全人口のちょうど半分に当たる順位の人が何歳かを表す数値だそうです(なので「平均年齢」とは数値がズレる)。 つまり、今の日本では47歳や48歳でも若いほうで、50歳でやっと「ど真ん中」。なるほど、これが少子高齢化ってやつか......! ただ、今後の社会保障がどうなっていくかみたいな小難しい話は今回はナシ! まずは現実を知るべしということで、数字から見える「事実」だけを紹介していきます。 まず、今年「ど真ん中」の50歳になる人が生まれた1974年には、中位年齢がなんと今より20歳も下の約30歳でした。それもそのはず、この時代はまだ人口ボリュームゾーンの「団塊の世代」が20代だったからです。 なお、同年に30歳になった有名人は、男性でいうと俳優の高橋英樹(以下敬称略)、アナウンサー(当時はNHK局員)の草野仁、サッカー日本代表のエースストライカーだった釜本邦茂。 女性では歌手の園(その)まり、女優の緑魔子(みどり・まこ)、当時の田中角栄首相(同年12月退陣)の娘で後に外務大臣などを歴任する田中眞紀子......といった方々です。 では50年後の今年、「ど真ん中」の50歳になるのは? 俳優・女優・タレント‥国分太一、水野美紀、井浦新(あらた)、高橋由美子、照英(しょうえい)、和泉元彌(いずみ・もとや) 音楽‥岡野昭仁(あきひと)、新藤晴一(はるいち)(共にポルノグラフィティ)、岡本真夜(まよ)、華原朋美