東海道新幹線「のぞみ」がデビュー。東京~大阪間で最高速度270km/h、所要時間2時間30分まで短縮して航空便に対抗【今日は何の日?3月14日】
新幹線の速さの秘訣
新幹線では、速く走るために車両だけでなく線路などにも様々な技術や工夫がされている。 ・空気抵抗の少ない流線形フォルム 先頭車両は、空気抵抗を減らす流線形にして走行抵抗を減少 ・各車両のほとんどにハイパワーのモーターを搭載 特定車輛がけん引するのではなく、構成する車両のほとんどにモーターを搭載し、全体で1.5万PS程度の高出力を発生。さらにクルマでおなじみの減速エネルギー回生も実施して効率を向上 ・軽量ながら頑強な車体 車体は、段ボールのような形状のアルミ合金で形成され、軽量かつ頑強 ・レールの幅が広い 在来線(1067mm)よりもレールの幅が368mm広い1435mmによって走行安定性が向上 ・極力トンネルを通過するようにして急なカーブを回避 トンネルを作ってスピードを落とさず最短距離で走行 現在注目されている2027年目標のリニア中央新幹線は、(完成は遅れそうだが)最高速度500km/hで東京~大阪を67分で結ぶ計画。羽田~伊丹空港のフライト時間とほぼ同じだが、空港までの時間や待ち時間を考慮すると圧倒的に新幹線の方が早くなり、航空便にとって痛手になるかもしれない。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純