全産業で2期ぶりに「上昇」北陸3県の企業景気調査
北陸朝日放送
北陸財務局によりますと、4月から6月における北陸3県の景気予測調査で、全産業の現状判断が2期ぶりに「上昇」となり、能登半島地震からの復旧・復興を反映した形となりました。 北陸財務局は北陸3県にある資本金1千万円以上の企業を対象に、景気予測調査を実施。353社から回答を得ました。 その結果「上昇」と回答した企業の割合から「下降」と回答した企業の割合を引いた指数は、全産業で0.8ポイントのプラスでした。 能登半島地震の影響を受けた1月から3月期のマイナス10.4ポイントと比べ、大幅に改善しました。被災した企業の生産が通常稼働に戻り復興需要が増えていることから、電気機械器具や運輸・郵便、宿泊・飲食サービス業などの業種が改善しています。 また先行きについては、7月から9月期が全産業で4.2ポイントのプラス、10月から12月期が2.0ポイントのプラスと、明るい見通しとなっています。