東電、使用済み核燃料を搬出 国内初、青森の貯蔵施設へ
東京電力は24日、国内で初めて、青森県むつ市にある使用済み核燃料中間貯蔵施設に向け、柏崎刈羽原発(新潟県)の燃料69体を搬出した。専用の運搬船が原発敷地内の港から出発し、26日にもむつ市に到着、施設に搬入する。柏崎6、7号機の再稼働に備え、保管容量の上限に近づく燃料の搬出を進める。施設での保管が事実上恒久化するとの懸念も根強い。 使用済み燃料を運搬する専用船は23日までに原発敷地内に入港。24日午後、燃料を入れる約5.4m、直径約2.5m、重さ約120トンの金属製の容器1基を積み込み、出発した。施設は搬入後、検査を経て10月末に操業を始める。