3分超えたから…「マイク音きり問題」 伊藤環境相が「水俣病」関係者らに直接謝罪 当事者「落ち着いて議論を」
関係者らの怒りに直接謝罪するため8日、水俣市を訪れた伊藤環境相。1人ひとりに頭を下げ謝罪しました。 水俣病の関係団体 「来年からは3分と言わず、最低10分は被害者の声を聞いてください」
その後、松崎さんのもとを訪れると、伊藤環境相は松崎さんの妻もまつられる仏壇に深く頭を下げました。 伊藤環境相 「私は松崎さんの話、頭からマイクが絞られたという期間も一言一句、全部聞かせていただきました。メモも取らせてもらいました」 自身は、「松崎さんの声は聞こえていた」と強調した上で… 伊藤環境相 「私もまさか、大事な発言をなさっている途中に(音を)絞るということがあると思わなかったし、あってはならないことだと考えています」 水俣病患者連合副会長 松崎重光さん 「懇談会は、別に慌ててお話を双方するよりもよく落ち着いてお話を聞いて、また話していただければ」 伊藤環境相 「はい」 女性 「そういった(懇談の)場を設けていただけますか?」 伊藤環境相 「設けるよう努力します」 女性 「努力ではなく設けていただけますか?」 伊藤環境相 「も…設けます」 謝罪をうけた松崎さんは… 水俣病患者連合副会長 松崎重光さん 「罪を憎んで人を憎まずという気持ちがわいてきた。(大臣には)先へ進むようにしていただければ、水俣病はもう終わったと笑って過ごせるような活動をしてもらえると」 (5月8日放送『news zero』より)