新体制リヴァプール、守備的MFが“明白な”補強ターゲットに?「遠藤航が長期的な解決策になるのかには疑問が残る」
リヴァプールは今夏、新たな守備的MFの獲得に動くのだろうか。 2015年に就任したユルゲン・クロップ監督の下で、プレミアリーグのトップチームへと復活を遂げたリヴァプール。しかし、同指揮官は今シーズン終了後に退任することを発表しており、その後任を巡って大きな注目が集まっている。 現役時代にリヴァプールでプレーし、今季指揮官としてレヴァークーゼンをブンデスリーガ優勝に導いたシャビ・アロンソ監督やプリメイラ・リーガ首位のスポルティングCPで指揮を執るルベン・アモリム監督らが候補に挙がっていたが、前者はすでにレヴァークーゼン残留を表明。後者はウェストハムとの会談が報じられるなど、リヴァプール指揮官への就任の可能性が弱まっている。 そんな中、フェイエノールトで昨シーズンのエールディヴィジ優勝を成し遂げたアルネ・スロット監督の就任の可能性が浮上。すでにイギリス複数メディアで補償金900万ユーロ(約15億円)でフェイエノールトと合意に達し、引き抜きが決定的になったことが報じられている。 新シーズンからスロット体制に変わることが濃厚なリヴァプールは新シーズンに向けて今夏にどのような動きを見せるのか。イギリス『スカイスポーツ』のシニアジャーナリストであるピーター・スミス氏は、現在遠藤航がプレーする守備的MFの補強に動く可能性を指摘した。 「リヴァプールの中盤のオーバーホールは今シーズンの大きな話題になり、ワタル・エンドウとアレクシス・マクアリスターが守備的MFの役割を共有している。しかし、頻繁に2枚の守備的MFの選手を起用するスロットが就任し、エンドウがリヴァプールのこのエリアの長期的な解決策になるのかどうか疑問が残る中、さらなる守備的MFの獲得が今夏の明白な補強ターゲットになりそうだ」 「新たな守備的MFの補強は、マクアリスターをブライトン時代により近い10番の役割を与え、自由にするものになるだろう。さらに、リヴァプール守備陣に、より安全性を与えるものになるかもしれない」