神戸北野美術館、耐震化工事が終わり4年ぶり再開…運営会社「芸術家の交流の場に」
耐震化に伴う改修工事で休館が続いていた神戸北野美術館(神戸市中央区)が2日、4年ぶりに再開した。
同館は1898年にドイツ人の住居として建築され、アメリカ領事館官舎としても使われた。1988年に神戸市が買い取って公開し、阪神大震災後は美術館に改装されていた。
この日、式典が美術館で行われ、運営会社の浅木隆子社長が「町の芸術家たちの交流の場として再開していく」とあいさつ。久元喜造神戸市長、竹中愛美子館長と一緒にテープカットを行った。
館内では、兵庫ゆかりのアーティストらの作品約100点を集めた企画展示が始まった。竹中館長は「多民族、多宗教が密集する北野らしい展示になっている。心に刺さる作品を見つけてもらえれば」と話した。企画展示は12月1日まで。