世界5000本限定 稀少な隕石を使用した文字盤が魅力の腕時計が登場
1875年に創業し、約150年の歴史を誇る老舗アメリカ時計ブランド【BULOVA(ブローバ)】は、歴代の傑作時計にインスピレーションを受け、現代風にアップデートするアーカイブスシリーズより、文字盤にメテオライト(隕石)を使用した「ルナ パイロット クロノグラフ」の限定モデルを発売。価格は19万8000円(税込)で世界5000本限定となる。 【関連画像】ルナ パイロット クロノグラフのオリジナルモデルを紹介
ブローバと宇宙開発事業
ブローバはその高度な計時精度技術を認められ、1950年代にNASAとアメリカ合衆国から協力要請を受けて、宇宙開発への支援契約を締結。その協力関係は1950年代半ばから70年代まで続き、1971年には宇宙船アポロ15号によって、4度目のアメリカ月面着陸に成功した際、船長がブローバのルナ パイロット クロノグラフを着用して月面に降り立った。宇宙空間という特殊環境で、ブローバの時計は酸素、水、電力を供給する簡易的な生命維持装置などに干渉することなく、正確に時を刻んだ。
稀少なメテオライト文字盤を採用した限定モデル
ルナ パイロット クロノグラフ メテオライト文字盤モデルは、宇宙の流星群の中で、地球に落下し隕石として地上に衝突する大型の流星からインスピレーションを得てデザインされている。隕石は、宇宙で何百万年もの極めてゆっくりとした冷却プロセスを経て、”ウィドマンシュテッテン構造”と呼ばれる独特の結晶パターンが生まれる個体ごとに異なる個性を持つ。 今モデルの文字盤は、約45億年前と考えられている本物のムオニオナルスタ隕石を使用。ケースサイズはオリジナルと同じ43.5mm、グレード5チタン製ケースにポリッシュ仕上げのアクセントを施し、ダイナミックで驚くほど軽量な装着感を実現している。フラットなサファイアクリスタルの下に配された6針クロノグラフの文字盤は、ブラックのタキメーターリングが文字盤のコントラストを際立たせ、レトロな当時のブローバロゴをあしらった。3つのブラックのサブダイアルには、それぞれ3時位置に1/20秒クロノグラフ、6時位置にスモールセコンド、9時位置に60分クロノグラフが配されている。