大江原比呂の初勝利に〝おじいちゃん〟大江原哲元調教師も思わず「でかい声出しちゃったよ(笑い)」
デビューから約3か月、89戦目にして待ちに待った大江原比呂(19=美浦・武市)の初勝利に、祖父で元騎手・元調教師の大江原哲氏も〝おじいちゃん〟の顔で喜びをあらわにした。 【写真】初々しさが残るデビュー初日の大江原比呂 9日の東京4Rで4番人気ズイウンゴサイに騎乗し、1番人気ダノンロッキーをゴール前でクビ差とらえる鮮やかな差し切り勝ちだった。 「最初は双眼鏡で見ていたんだけど画面に替えたら見逃しちゃって…『どうした』と思ってみたら残り50(メートル)ぐらいのところでグッと出たなと思ったので、結果も見ないですぐにエレベーターに飛び乗ってきました」。フライング気味にウイナーズサークルへと向かった哲氏は「自分が競馬の社会にいなくても、どんなおじいちゃんでもうれしいんじゃないかな。ゴールした時スローを見ていなくても大体勝ったというのがわかって、指定席ででかい声出しちゃったよ(笑い)。もう声は出さないでいいと思ってたのに不覚にも出しちゃったなあ」と苦笑いしつつ勝利の瞬間を振り返った。 続けて「1つ勝って少しは余裕出るんじゃないかな。1つ勝ったっていう安心感はあるよね。次へ行けるという安心感がね」と初勝利をきっかけに今後の飛躍に期待していた。
東スポ競馬編集部