日本のロックバンド、コロンブスと類人猿のMVで謝罪 公開停止に
【AFP=時事】日本のロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」が、新曲のミュージックビデオでイタリアの探検家クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)と類人猿のようなキャラクターたちが歌っている場面などをめぐって批判を受け、謝罪を表明して動画の公開を停止した。所属レコード会社のユニバーサルミュージック(Universal Music)が発表した。 【写真6枚】コロンブスが米大陸に到達した日に各地で抗議デモ 「Mrs. GREEN APPLE」の新曲「コロンブス」の動画では、メンバー3人がコロンブス、フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)、ドイツの作曲家ルートウィヒ・ベートーベン(Ludwig van Beethoven)に扮(ふん)し、類人猿のようなキャラクターたちが住む島を発見し、馬の乗り方を教え、人力車を引かせるなどの描写が登場する。 奴隷制度や人種差別を容認した内容だとして、ソーシャルメディアで批判が集まっていた。 ユニバーサルミュージックは、動画が公開された翌日の13日、「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」ため、公開を停止すると発表。 メンバーの大森元貴(Motoki Ohmori)さんも、「決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした」と謝罪した。 SNSのユーザーは、ユーチューブで公開されていた動画に対し、「世界史を少しでも勉強した人が関係者に誰もいなかったの?」と指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News