国民・玉木雄一郎代表 6年前にYouTubeを始めた意外な裏事情「先見の明があるとかじゃなく…」
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が5日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演し、SNS積極活用の裏事情を明かした。 【写真】19年の第25回参院選。アニメ「機動戦士ガンダム」コスプレ姿の国民民主党・玉木雄一郎代表と(左)と東京選挙区に立候補している水野素子氏(2019年撮影) 国民は10月の衆院選で公示前の7議席から4倍増の28議席へと伸ばし、大躍進した。掲げた政策は国民の手取り増で、所得税が課税される「年収103万円の壁」のボーダーラインを178万円に引き上げることを訴え、20~30代の支持を受けた。 衆院選への躍進について、玉木氏は「躍進したといっても28議席なんですが」と謙遜しつつ、「それだけ国民が今、生活に厳しいということの裏返しだと思う。20、30代が非常に多く応援してくれたということなんですが、それだけ若い世代、現役世代が将来に不安を感じていて、何とかして欲しいという表れだと思う」と分析。「議席を増やしたということよりも、託してくれた皆さんにどう応えていけるのか。政策を実現させることへ全力を傾けたい」と述べた。 玉木氏といえば、動画配信アプリなどを使ったSNS戦略に長けている。YouTubeは6年前から活用しており、今回の選挙でも若者層への支持につながった。「先見の明があるとかじゃなく、背に腹をかえられなくてやって…」と裏事情を告白。「小さな政党になったので、私も与党も野党第1党も経験しましたけど、どうしても小さくなるとなかなかテレビとか新聞とかで取り上げられることが減ってきますので、いかにも自分で発信しようかという、自分のメディアを持たなきゃいけないということで、当時はしりだったYouTubeを始めて」と説明した。 始めた当初は批判もあったというが、「逆に今、政治家はみんなYouTubeとか動画の配信を始めている」と指摘。「その意味で、先に始めざるを得なかったんですけど、そういう中で発信を強化できたということに結果としてつながった」と振り返った。