新紙幣 新一万円札発行でインスタ・TikTok詐欺にあう可能性も 日銀に直撃取材で世界初の技術がみえた(山形)
2つ目は『高精細すき入れ』 「すき入れ」とは、いわゆる「すかし」のこと。 光を通すと、絵柄が美しく浮かび上がってくるのはみなさん知っての通りだろうが・・・これまでとの違いがお分かりだろうか。 これまでは、お札の肖像画の部分だけが「すかし」になっていたが、新しいお札では、背景が加わった。この背景が、「細かいすかし」になっているのだ。 『3Dホログラム』と『高精細すき入れ』が入った新紙幣。日本の高度な技術を使い、より偽造がされにくいデザインになったというわけだ。 しかし、新紙幣誕生に感動しているだけではいられない。 注意しなければ、大変なことになるかもしれない。 ■警察が注意を呼びかけ デザインや技術に注目が集まる中、国や警察がしきりに注意を呼び掛けていることがある。 それは、詐欺だ。 20年ぶりの新紙幣の発行。このタイミングは、詐欺師にとっては”20年ぶりのお祭り”なのだ。 ここぞとばかりに「古い紙幣は使えなくなる!」「新紙幣と交換しなければいけない!」などと嘘を言い、現金(旧紙幣)をだましとる詐欺が発生する恐れがあるという。 何ともタチが悪い・・・。 日本銀行山形事務所の川村憲章所長もこう呼びかける。 「新しいお札を発行した後も従来の銀行券は引き続きご利用いただけます。新しい銀行券に交換する必要はありません。『今のお札は使えなくなる』といった誤った情報や詐欺にご注意ください」 おカネは、おカネ。使えます。 何なら昔の100円札だって今も使えます!! 100円だけど。 ■若者もあぶない! この詐欺について、街の人たちはどう思っているのだろうか。 「特に同居の人間とか高齢の人間いますので、ぼくら世代というよりもどちらかというと、そういった方。注意された方がいいのかなと」 詐欺と言えば高齢者が被害にあうケースが多く報道される。やはりそういうイメージが一般的なようだ。 しかし、高齢者でなければ安心というわけではない。実は街で話を聞くと、若い世代がよく使うものでも詐欺にあう可能性があることがわかった。
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