高崎映画祭「箱男」に最優秀作品賞
第38回高崎映画祭の各賞が8日発表され、最優秀作品賞に、群馬県高崎市内でも撮影が行われた「箱男」が選ばれました。 今回の高崎映画祭の各賞は、去年1月から12月中旬までに国内で劇場公開された邦画489作品を選定委員会が審査しました。そして最優秀作品賞には、石井岳龍監督の「箱男」が選ばれました。作品はダンボールを頭から被り世界を覗き見る「箱男」になろうとした主人公が、さまざまな試練や危険に襲われる様を描いたものです。物語の重要なシーンやポスターのメインビジュアルは高崎市柳川町で撮影されたということです。 最優秀監督賞は「辰巳」の小路紘史監督と「SUPER HAPPY FOREVER」の五十嵐耕平監督です。 最優秀主演俳優賞は「愛に乱暴」で主人公を演じた江口のりこさんと、「辰巳」で同じく主人公を演じた遠藤雄弥さんが選ばれました。 最優秀助演俳優賞には「ぼくが生きてる、ふたつの世界」で母親役を演じた忍足亜希子さんと「SUPER HAPPY FOREVER」で物語の骨子を担う重要な役どころの女性を演じた山本奈衣瑠さんが選ばれています。 最優秀新進俳優賞には「違う惑星の変な恋人」で主人公を演じた莉子さんが選ばれました。 ことしの高崎映画祭は3月20日から30日まで、高崎芸術劇場など市内3会場で開催され、受賞作品などを上映します。授賞式は3月23日に高崎芸術劇場で行われます。