ロッキイーッズ戦の試合前にメディアに対応したドジャース・ロバーツ監督（撮影・柳原　直之）

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（52）が22日（日本時間23日）、本拠地でのロッキーズ戦の試合前にメディアに対応。地区優勝マジックが消滅して迎える一戦に向け「我々は慎重なモード、ディフェンスモードに入ることはできない。我々は積極的に攻め続けなければなりません。それが私のメッセージのようなもの」と攻めの姿勢を貫くことをナインに求めた。 　この日の先発は右上腕三頭筋張りから復帰して3度目の先発となる山本由伸（26）。指揮官は「今日の試合は山本が投げる。山本は90球以内で6回を投げてくれれば。（日本時代に）彼は大きな試合で投げた経験があるが、まだ復帰して間もないのでポストシーズンに向けてこれからあらゆるストレスに耐えうるための基礎を築かなければならない」とあくまでも山本の完全復活への道筋を優先する考えを強調した。 　ただ、目前に迫る地区優勝への思いはもちろん強い。「昨夜は打線はあまりヒットを打てなかったが、良くなってきている。状況を考えると、全体的に良いと感じている。今日はビッグゲーム。残り7試合。選手たちはより緊張感を持って、より熱意を持ってプレーしている。私はただ、今のプレーを続けて欲しいと思っている。（地区優勝への思いは？）それが目標。今の投手状況ではそれが勝ち上がるために役立つと思う。地区優勝は手の届くところにある。勝ち取らなければならない」と力強く話した。