ドジャース・大谷翔平は6月ラストゲームで無安打3三振 それでも月間MVP有力候補
【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)6月30日(日本時間7月1日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)はジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、5打数無安打。6月の最終戦は三、五、九回と2死二塁で3度回ってきながら全て空振り三振に倒れ、今季4度目の1試合3三振を喫した。試合は4―10で敗れた。 【写真】打席に入った際、バットでのルーティンを行うドジャース・大谷 「BEAT LA(ロサンゼルスをやっつけろ)」の大合唱が響いた敵地で大敗し、メジャー初先発だった30歳の右腕ビブンズに初勝利を献上。ロバーツ監督は「われわれは打席で少し焦ってしまった。対戦経験のない投手。積極的に攻めたが、相手に有利な展開になった」と淡々と振り返った。 大谷は出塁もなかったのは15試合ぶり。それでも6月は26試合で打率・293、リーグ1位の12本塁打、24打点、OPS1・110をマーク。通算5度目の月間MVPの有力候補だ。シーズン打率・316、26本塁打はともにリーグトップ。62打点はリーグ1位のボーム(フィリーズ)を6差で追う。 休養日を挟み、2日(同3日)からダイヤモンドバックス、ブルワーズとそれぞれ3連戦を行う。球宴前では最後となるドジャースタジアムでの6連戦。大谷はあと3に迫るメジャー通算200本塁打、あと1に迫る日本選手3人目のメジャー通算500打点到達がかかる。節目の記録をクリアし、6月の勢いを7月につなげる。