⚽藤枝MYFC完敗 決定機少なく、横浜に0ー2 J2第10節
明治安田J2リーグは14日、各地で第10節が行われ、藤枝は横浜に0-2で敗れた。 【評】藤枝は決定機少なく横浜FCに0-2で完敗した。 前半開始から攻勢を掛け、3分にはGK北村のフィードからFW矢村が惜しいシュートを放った。しかし、10分にFKから失点。その後もセットプレーで圧力を受けたが、しのいで折り返した。 後半はボールを保持しても攻め手がなく、カウンターを受ける展開。榎本、中島、芹生ら攻撃的選手を投入したが実らず、40分にPKを与えて致命的な追加点を許した。 ■攻め手なく無得点「戦術修正図る」 ゴールのにおいが時間を追うごとに消えていった。超攻撃的スタイルを掲げる藤枝が今季第10節で7試合目の無得点。FW矢村は「負けて当たり前という雰囲気になっては駄目。全員が練習からサッカーへの姿勢を変えないと」と厳しく指摘した。 開始早々に矢村が放ったシュートがほぼ唯一の決定機だった。警戒していたFKで前半10分に先制を許すと、相手はボールを深追いせず守備を固めてカウンター狙いに。自陣から攻撃を組み立てようとしてもゴール前まで侵入できず、単発の攻撃に終始した。他チームの研究に遭って今季は同じような展開の試合が多く、ボランチの西矢は「判断が一つずつ遅れ、思い切ってシュートが打ててない」と現状を分析した。 その後は相手のセットプレーを耐え続け、後半は前線の選手を入れ替えたが流れは変わらず、試合を通じてシュートは相手を下回る5本。最後はPKを与え万事休した。副主将のDF川島は「自分たちの時間に相手を怖がらせるプレーが必要。2次、3次攻撃がないと崩せない」と反省した。 ついに降格圏の18位に落ち、次節はホームで最下位徳島との〝裏天王山〟。「まずはメンタルを立て直し、戦術の修正も図る」と須藤監督が前を向けば、今季まだ無得点の矢村も「運命を分けるゲームになる。戦う気持ちを前面に出し、絶対に勝つ」と気合を入れ直した。
静岡新聞社