好きは無敵、松居大悟「不死身ラヴァーズ」予告解禁 主題歌はスカートの書き下ろし曲
松居大悟が監督を務めた「不死身ラヴァーズ」の予告編とポスタービジュアルが解禁。主題歌をスカートが担当することがわかった。 【動画】映画「不死身ラヴァーズ」予告編 高木ユーナの同名マンガを原作に見上愛と佐藤寛太(劇団EXILE)が共演する本作では、両思いになった瞬間にこの世界から消えてしまう甲野じゅんと、彼を運命の相手と信じてやまない主人公・長谷部りのが人生の中で何度も出会い直すさまが描かれる。まっすぐに「好き」を伝え続けるりのを見上、じゅんを佐藤が演じたほか、青木柚、前田敦子、神野三鈴、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダムもキャストに名を連ねた。 YouTubeで公開された予告編は、中学生のりのがじゅんへ告白するシーンからスタート。しかし両思いになるとじゅんは姿を消し、高校生や車椅子に乗る青年に姿を変えて登場。そしてあきらめずに恋をするりのの姿が映し出され、“好きは無敵”というテロップが浮かび上がる。ラストで2人が肩を寄せ合うシーンはポスタービジュアルにも採用された。 スカート・澤部渡は主題歌だけでなく劇伴も担当。本作のために書き下ろした主題歌「君はきっとずっと知らない」は予告編でも確認できる。松居は「消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいな」という思いで依頼したが、澤部は劇中でりのが歌う既成の楽曲を大事にしたいという意向で「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と一度断ったという。松居は「その言葉を受けて、変ですけど、そう考えていただける澤部さんにぜひ主題歌もやってもらいたいなと思いました」と振り返った。 澤部は「りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でしたが結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップ・ソングを投げることができて今(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます」とコメントした。 大野敏哉と松居が脚本を担当した「不死身ラヴァーズ」は5月10日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。 ■ 松居大悟 コメント 消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいなと思っていました。登場人物の心情を追い抜くことなく、追いかけることなく、並走しながら景色が広がるような。 そんなことをイメージして、スカート澤部さんの歌声やメロディに憧憬を描いて、お願いしました。 澤部さんは打ち合わせ時に、劇中でりのが歌う既成の楽曲があることを大事に思ってくださって、「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と言っていて。その言葉を受けて、変ですけど、そう考えていただける澤部さんにぜひ主題歌もやってもらいたいなと思いました。 作ってもらえないかな、どうかなとソワソワしてましたが、結果、映画音楽と主題歌の全てを澤部さんに手がけていただきました。そして、とってもいいんです! 何かをわかることではなく、わかったふりすることではなく、わかろうとすることに光が当たるような作品になった気がします。 ■ 澤部渡(スカート)コメント (松居監督のコメントにもありましたが)「不死身ラヴァーズ」のラッシュを観た時、りのが歌っている劇中曲こそこの世界の主題なのでは?と考えてしまい、実際にその曲の方が相応しいのではないか、と提案してしまったぐらいなのですが、監督から「その曲がエンディングだと、りのの物語になりすぎる」と言われた時に腑に落ちたのでした。りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でしたが結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップ・ソングを投げることができて今(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます。 (c)2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (c)高木ユーナ/講談社