コーヒーの2050年問題とは? 一杯のコーヒーから地球環境について考えよう
消費者である私たちが今できること
1.サステナブルなコーヒーを取り扱う各飲食店を利用する 飲食店でコーヒーを選ぶ時、いつもよりも特別なものを頼んでみませんか。アメリカスペシャルティコーヒー協会のレポートによると、「オーガニックコーヒー」、「フェアトレードコーヒー」、「シェードツリーコーヒー」に定義されたものがサステナブルコーヒー。コーヒーを選ぶときの目印にしてみてはいかがでしょうか。 2.認証を取得したコーヒーを選ぶ 自宅用にコーヒー豆を買うときは、下記の認証を参考に選んでみてください。小さな選択でも、コーヒーを取り巻く問題の改善につながるかもしれません。 ・国際フェアトレード認証 発展途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発の促進を目指すもの。製品の原料が生産され、輸出入、加工、製造されるまでの過程において、「国際フェアトレード基準」が満たされた製品であることを示しています。 ・レインフォレスト・アライアンス認証(UTZ認証) 天然資源や生物多様性の保全、生産者の人権や労働条件の保証などの厳しい基準を満たした農園に与えられる認証。 ・バードフレンドリー®認証 渡り鳥が休息する森で生まれたコーヒーであることを証明するもの。認定を受けた農園のコーヒーをプレミアム価格で買い取ることで、森林伐採を防止。また、コーヒーの販売収益は世界中の渡り鳥や、生態系の保護に活用されています。 ・有機JAS規格 農林水産省に認可された登録認証機関の検査を経て、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産されたと認められた食品であることを示しています。 様々な環境問題のほか、労働環境も密接に関わる「コーヒー2050年問題」。企業や団体が声をあげて取り組むことも重要ですが、一つのアクションだけでは問題の根本は解決されません。手の届かないものになってしまう前に、私たち消費者もできることから始めてみませんか?スペシャルティコーヒーを選んだり、企業やブランドの取り組みを調べて生産者を支援する豆を購入したり、私たちができる一杯へのアクションで、コーヒーの未来に貢献できるはずです。
編集:サステナブル情報を発信する常設コンテンツ「elove by ZOZO」 (https://zozo.jp/elove)