SUPER BEAVER「自分たちにとっての“音楽”でいいんじゃないか」ニューアルバム『音楽』リリース
SUPER BEAVERがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ビーバーLOCKS!」。2月16日(金)の放送では、2月21日(水)リリースのニューアルバム『音楽』を紹介。アルバムタイトルに込められた思いを語りました。
渋谷龍太(Vo.):我々SUPER BEAVERは、2月21日水曜日にフルアルバム『音楽』をリリースいたします! 3人:いぇーーい! 渋谷:本当に発売ギリギリまでレコーディングをしていたアルバムですけど……アルバムとしては、『東京』というアルバムぶり! 2年振りになるのかな? 柳沢亮太(Gt.):2年も経つのか。 上杉研太(Ba.):ビックリですね~。 渋谷:その分、ちゃんと大人になったもん! 藤原“35才”広明(Dr.):2年分ね(笑)。
渋谷:前回の『東京』も“いかにも”っていう感じのタイトルでしたけど、今回もっと“いかにも”ですね。この『音楽』というアルバムタイトルは、どのように決まったのか柳沢さん教えてもらってもいいですか? 柳沢:『音楽』というアルバムを作ろう、って始まったわけじゃなかったよね。実は、先にリリースしている楽曲もあって……。 渋谷:シングル曲ってやつだね! 柳沢:そうそう。かつ、アルバムだけに収録される楽曲とで半分ずつぐらいなんだけど。「小さな革命」という楽曲があるんだけど、その楽曲が割と最後のほうにできて……それを書いているときに、『東京』をリリースしたツアーとか、それこそ2023年の春のホールツアーとかで、我々すごくいろんな街に行ってたじゃない? そのときぐらいから、ぶーやんがステージ上で「音楽しよう!!!」って言ってた感じがあって……。 渋谷:そうだね。 柳沢:“音楽をする”って、本来は動詞じゃないから。だけど、SUPER BEAVERにとっての“ライブ”とは“音楽”とはみたいなことを、より一層具体的にステージ上で発するようになっていて。我々メンバーも共有するようになっていたのが、まさに2年前に出した『東京』というアルバムのツアー以降、より如実にそうなっていたような気がして。 上杉:うん。 柳沢:「小さな革命」を作っているときに、その楽曲で歌いたかったこと……「これが俺たちにとっての音楽であり、我々と聴いてくださる方との間にあるものなんじゃないか」っていうことが、あらためてすごく具体的になって。そのときに「『音楽』……あれ? アルバムのタイトルに「音楽」ってあり得るかも!」みたいになっていった、っていう流れがありましたね。 渋谷:たしかに、2年前に『東京』というアルバムをリリースして、ライブハウスはもちろんだけど、ホールツアーっていうのもすごく大事にやっていきたい……まあ、どのライブも大事なんだけど。って思ったときに、その土地に俺たちが会いに行っている感じ、そしてその土地に行ったらみんな会いに来てくれる感じ、というのがすごくあったじゃない? 柳沢:そうだね。 渋谷:そうなってくると、やっぱり“音楽”って一括りに言っても、自分たちにとっての“音楽”っていうものでいいんじゃないか、って思うようになったよね。 柳沢:そうそう。 渋谷:だから、このアルバムタイトルの『音楽』っていうのは、辞書に載っているような“音楽”、世間一般的に思われるような“音楽”というよりも、「SUPER BEAVERの」「我々の」“音楽”! “我々”っていうのは、聴いてくださる方を含めたような、そういう意味が多分に含まれている作品だったんじゃないのかな、って思います。