市内コンビニ全店にAED設置へ 岐阜・各務原市と5社協力、県内初
岐阜県各務原市は10日、コンビニ5社の協力を得て、自動体外式除細動器(AED)を未設置の市内のコンビニ全55店舗に設置すると発表した。市によると、コンビニのAEDは市町村が設置したり、店舗が自主的に置いたりしているが、市町村内の全店舗に設置されるのは県内で初めてという。 市によると、市内のコンビニは、セブン-イレブン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン(ローソンストア100を含む)の全57店。うち2店舗は既に独自に設置している。 多くの店舗が人通りの多い場所で年中無休の24時間営業をしており、店舗の場所を把握している住民も多いことから、市は利便性の高いコンビニ各社と協定を締結した。聴覚障害者も使用できるAEDを今月中に設置する。 浅野健司市長は10日に市役所で開いた定例会見で、「救命の輪が広がって、市民の安全と安心につながってほしい」と述べた。
岐阜新聞社