ガザ終戦へのバイデン氏の取り組み頓挫－イスラエルとハマスが難色
（ブルームバーグ）： パレスチナ自治区ガザでの戦争を終わらせようとするバイデン米大統領の取り組みに対し、イスラエルに続いてイスラム組織ハマスも難色を示した。恒久的停戦の条件が満たされない限り、一時的な戦闘停止にも同意できないとしている。
ハマスのオサマ・ハムダン報道官は４日、恒久的な停戦とガザからの完全撤退をイスラエルは約束しなければならないと発言。ベイルートで記者団に対し、「この件に関するイスラエルの明確な姿勢を待っている」と語った。
イスラエルのネタニヤフ首相は３日、ハマス壊滅を含め、同国が求める条件が満たされない限り恒久的な停戦はあり得ないとの考えを改めて強調していた。
バイデン米大統領は５月31日、戦争終結に向けた機運を高めようと、３段階からなる停戦案の受け入れを迫った。ただ、この停戦案は週末、イスラエル当局者によって疑問視されていた。
関連記事
原題：Biden Bid to End Gaza War Founders as Israel and Hamas Push Back（抜粋）
(c)2024 Bloomberg L.P.
Sherif Tarek, Fares Alghoul
