実験期間中の青葉シンボルロードの交通規制

　静岡市は10月4～14日の11日間、中心市街地にある青葉シンボルロードで歩道・車道と緑地帯の境をなくして一体的な空間利用を図る実証実験を行う。経済効果や交通への影響を検証し、得られた知見を本年度中に策定予定の再整備指針に反映させる。 　期間中、約300メートルにわたり緑地側道の車道を通行止めにするほか、緑地帯にある車進入防止用のくい（ボラード）やチェーンを撤去する。休日を中心にイベントを開催し、緑地側道も含めてテラス席やベンチを配置。中心市街地の来訪者がイベントに参加しやすくしたり、周辺店舗やキッチンカーなどで購入した商品を飲食できるようにしたりする。緑地帯を貫く道路は規制せず、周辺のコインパーキングを利用できるようにする。 　関係者によると、市は9月開会の市議会9月定例会に提出予定の2024年度一般会計補正予算案に事業費1千万円を計上する方針。 　青葉シンボルロードは1991年に現在の形に整備された。老朽化が進んでいるため、市は歩行者を中心とした空間への再整備を検討している。