『ワンピ』ルフィが魚人島を滅ぼす? シャーリーの予言は“これから”起こる出来事なのか
本当に魚人島はルフィに滅ぼされるのか
人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』は、「週刊少年ジャンプ」で20年以上にわたり連載が続いている作品です。長期連載ならではの、数年単位で回収されていない伏線がいくつもあり、それが本作の大きな魅力のひとつとなっています。今回は、TVアニメの再編集版が放送される「魚人島編」に残された伏線について振り返ります。 【画像】美人すぎ←そりゃ狙われるわ こちらがしらほしの仲間かも知れない古代兵器候補です(3枚) 魚人島編で特に注目される未回収の伏線といえば、抜群の的中率を誇る占い師「シャーリー」の予言でしょう。彼女は610話でルフィの未来を占い、「麦わら帽子を被った人間…!!『麦わらのルフィ』によって……… 彼の手によって…!!!『魚人島』は滅ぼされる!!!」と予告しました。 しかし、現状、ルフィは魚人島を滅ぼしていません。シャーリーの予言は未来を見通すものの、その未来が何年後であるかは分からないようです。果たして、今後ルフィが本当に魚人島を滅ぼすことになるのでしょうか? ネット上では、魚人島が「地上に移住する夢を叶えるためにルフィはあえて滅ぼすのではないか」という考察が有力とされています。「リュウグウ王国」の元王妃「オトヒメ」は「リュウグウ王国の人びととともに地上に移住する」という夢を抱いており、彼女の理想に多くの国民が賛同していました。しかし、オトヒメが暗殺されたことで、この夢は叶わぬものとなってしまったのです。 そのため、この夢はルフィが引き継ぐのではないかという予想が広まっています。魚人島には「約束の舟」と呼ばれる謎の巨船「ノア」があり、これは古代に魚人たちが総出で建造したといわれ、「地上への移住」を夢見て造った舟ではないかと考えられています。 また、ノアはあまりに巨大で、「海王類」に引かせることでしか動かせない特別な舟です。その海王類と会話できるのは古代兵器「ポセイドン」の力を持つ「しらほし」だけであり、ルフィとしらほしが協力することで、ノアに魚人島の民を乗せて地上へ移住する可能性も考えられます。もしそうなれば、魚人島から住民がいなくなり、結果として「滅ぶ」という表現に当てはまるのかもしれません。 ほかの可能性として、シャーリーの予言が指していたのは実はルフィではなかった、という見方もあります。シャーリーは予言の際「麦わら帽子をかぶった人間」と発言しています。その際に描かれたシルエットも、麦わら帽子をかぶった「誰か」であり、はっきりとルフィが描かれている訳ではありませんでした。このことから、魚人島を滅ぼすのは「ルフィではないのかもしれない」とも考えられます。 麦わら帽子といえば、聖地「マリージョア」の「パンゲア城」に存在する巨大な麦わら帽子が思い出されます。この帽子の詳細も謎に包まれていますが、「天竜人」の最上位に位置する「イム様」が所有しているといわれています。 その麦わら帽子をかぶった人物が現れ、魚人島を滅ぼす可能性があるのではないか、というのがネット上の考察です。シャーリーの予言ではルフィと断言できませんし、完全には否定できない説でしょう。 今後、パンゲア城の麦わら帽子について明かされるとき「魚人島を滅ぼす」という予言は現実のものとして描かれるのでしょうか。それとも、本当にルフィは魚人島を滅ぼすのでしょうか。今後の『ONE PIECE』の展開に目が離せません。
LUIS FIELD