カープファン・岡田晃平、試合観戦し「その勢いで」1差4位浮上…パット安定「精度は良い感じに仕上がっている」
◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第3日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71) 3打差8位から出た本格参戦1年目の岡田晃平(22)=フリー=が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダーで首位と1打差の4位に浮上した。今週はグリーン上が好調。初出場だった昨年は15位とコース相性も問題なし。プロ転向5試合目でのツアー初Vを目指す。金谷拓実(26)=Yogibo=が10アンダーで大会史上初の連覇に王手をかけた。 ツアールーキーの岡田が、プロ5試合目での優勝を射程に捉えた。奪った5つのバーディーのうち、4つは2~3メートルを沈めた。シビアなパットも決めきり、1打差で最終日を迎える。「グリーンが読みやすく、パターでスコアメイクできている。精度は良い感じに仕上がっている」と胸を張った。 2週前のミズノオープン(岡山)では、パターのシャフトが曲がるトラブルがあった。最終日の14番でそのことに気づいた。「真っすぐ打てていたが、見たら曲がっていた」と笑い飛ばした。今週はシャフトを取り換え、最初はボールが右に出ていたというが、試合では修正。3日間の平均パット数「1・66」は2位と結果に表れている。 オープンウィークだった前週は広島・福山市に住む親戚の家に滞在。先月29日は大ファンのカープ戦を観戦した。チームは14―0と大勝。「その勢いで僕も(コースに)来ました」と力をもらった。高知出身者のメジャーVとなれば史上初。快挙を達成し、広島の今季スローガン「しゃ!」で喜びを表してみせる。(富張 萌黄) ◆岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年2月18日、高知・中土佐町生まれ。22歳。明徳義塾高―東北福祉大卒。22年日本アマチュア選手権で蝉川泰果らを下して優勝。23年日本オープンは初日首位から18位でローアマを獲得。昨年12月にプロ宣言、最終予選会で9位に入り今季ツアー参戦資格を得る。好きな食べ物はラーメン。173センチ、75キロ。
報知新聞社